お久しぶりです。気づけばこちらのブログも永遠に放置されるんじゃないかと思うくらい書いてなかったですが、ふと思い立ち文章を綴ることとしました。(多分また書かない日が続くと思うが…)
22年も半分以上終わり、今年も夏を迎えています。何人がこのブログを読むかわかりませんが、ここ半年で感じたことを綴るとともに、SHOEN MEDIAの今後の長期展望も印そうと思います。
<22年前半 なんだか燃え尽きたが…>
今年は最初に奈良と京都での撮影・北京オリンピック選手の取材などで1月が終わり、なんだかそこでプッツリ何かが切れてしまい、次4月もPIVOTさんの映像コンテンツ制作 もプロジェクト終わった後に、なんだかまた燃え尽きた感があって、その後は気持ちが入らない日々が続いていました。(補足しておくと仕事は全力でやったし、映像自体は気に入っている)
さらに体調があまり思わしく無い日々が続くというダブルパンチも経験しました。
撮影やドキュメンタリー製作以外での仕事では、今UnderknownというカナダのSocial Docを作る会社のエディターをしているのですが、こちらの編集をひたすらし続け、ここでも消耗される感が酷く辞める事も本気で検討したほど。(笑)
それでもオリンピックの取材においての編集者の方、映像プロデューサーのお二人やPIVOTの映像プロデューサーの方との仕事は学ぶことが多く、出会いと機会に恵まれ大変感謝しています。
<再び長崎へ "やりたい事"が見えた>
そんな燃え尽きた疑惑のあった自分を奮い立たせてくれたのが、5月に行った長崎でのリサーチです。(TOP画はその時のもの)
実は昨年製作したJapan's Hidden Christianで長崎を訪れ色々お話を聞く中で、長崎の魅力にどっぷりハマり、長崎の何かしらの映像が撮りたい!!と思いを馳せていました。
春先に長崎の某所にまつわる企画を立てたのですが、諸事情で諦めることに。とても残念だったが仕方がなかった。
しかし実は別件で長崎の興味のあるトピックがあり、そちらの下調べをするべく、5月にこれまた別の某所にお願いして、その地にまつわる歴史についてのお話や人をご紹介頂いてきました。(さらに2日連続でご飯もご馳走になりました。ありがとうございます)
紹介頂いた書籍を読みつつ、お伺いした内容や自分が感じたことを咀嚼するには時間がかかったし、今も自分なりの意見は見つかっていない。
だが、今後の自分の映像制作人生において大きな意味を持つものとなったのは間違いない。
歴史上、数回悲劇を経験した長崎。その延長で生きている人たちが今もいる。
しかもそれは風化や差別などでなかなかフォーカスが当てられることはない。
他国から見れば日本がしたこと、日本の敗戦は終戦(平和)を意味することは承知だが、そこには他国同様、多くの無実の人たちがいたし、戦後に苦しみながら生きて来た方々もいる。
県外出身で縁もゆかりもない自分だが、自分の映像の力を何かしら使えるのでないかと思った。昔は難しくても、今は映像でアーカイブも残せるし、幸い自分は海外へ映像を売り込むノウハウもある程度はついてきた(と思う)。
これらのお話は当事者からすれば、口にするのも苦しくて語りがられないこともあるかと思いますが…彼ら/彼女たちの言葉や思いを無いものにはすべきでは無いと思った。
そんなことなどを考え今自分なりに調査を進めています。明確に"映像を作りたい"という映像制作の本能を駆り立てられました。
<京都と長崎拠点にしたい!そして映像は海外で公開したい!>
そんな思いを新たに持ったり、長崎の街が大好きなのもあり、ゆくゆくは今住んでいる京都と長崎の2つをベースに映像を作っていきたいと思うようになりました。
そう、今SHOEN MEDIAは将来的に京都と長崎をベースに世界で観てもらえる映像コンテンツ制作をしていきたいと考えています。これまでに正直、なんとなく映像の仕事を始めて、たまたまBBCに拾って頂き今に至るのですが、ここでやっと明確なStorytelling life目標が出来たように思います。
国内での映像公開も視野にも入れていますが、なんだか自分は海外での公開の方を先に経験したのでこれも今後続けていきたいと考えています。ハードルや越えるべき障壁は高いですが、正当にかつ自分がやりたいことを理解してくれるのは、国外のプロデューサーの方やオーディエンスだと感じているので、今後もこのスタイルで続けていきたいと思います。
京都、長崎のみなさま。ぜひ映像でお手伝い出来ることがあればご連絡ください!
(もちろん他府県・他国の方々も大歓迎です👍)
同業者の方々も良ければいつか一緒にお仕事しましょう!
とまぁ久々に文章を書いたら、そんなに書けてないのに結構しんどいですね。(笑)
こんなに久しぶりにブログを書いた理由は「口に出せない夢は叶わない」と聞いたからです。
ここに決意の意味もこめて残しておきます。
「京都と長崎を拠点に日本の映像を製作し世界の人に届ける」
「日本のストーリーをステレオタイプ無しに世界へ伝える」
「言語よりもストーリーを伝える」
今後ともSHOEN MEDIAをよろしくお願いいたします。
庄 輝士
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